見どころいっぱい春の高知 幕末維新号で

土佐じまんの味と旅

 JR四国が運行するトロッコ列車「志国高知 幕末維新号」。名だたる土佐の志士たちを大胆にラッピングしたひときわ目を引く車両は、彼らを育んだ食や雄大な自然を体感できる観光列車として話題だ。

 

春の風を感じる車内 ゆったりトロッコ特有の旅

地図 明治維新から150年。「志国高知 幕末維新博」で盛り上がる高知は、坂本龍馬をはじめ幕末の英雄を数多く育んだ。維新の風吹くそんな県内をさっそうと走り抜ける「志国高知 幕末維新号」。昨秋のデビューでは50代~60代女性やファミリー層を中心に好評を博し、行楽シーズンを盛り上げた。今春は3月~5月の土日祝に運行。桜や新緑で彩られる、秋とはまた違った表情の沿線を楽しめると今から話題だ。
 列車は、10時14分に高知駅を出発。終着の窪川駅までは約2時間半の道のりだ。迎えてくれるのは「仁淀ブルー」で有名な仁淀川をはじめ、素朴な田園風景、太平洋の雄大な眺めなど、「これぞ土佐!」の風景だ。窓がない開放感たっぷりの車内。春のにおいに包まれながら、大自然と一体になった列車の旅が満喫できる。昨秋の運行時には、ひときわ目を引く列車を、沿線の地元民が手を振って迎えてくれたとか。
 心温まる旅情をさらに深めてくれるのが、地元の幸が詰まった「龍馬のお弁当」(2千円※乗車4日前までに予約※高知発窪川着の下り便限定)。カツオ、クジラなど土佐の食材がぎっしり詰まった、車内でしか味わえない特製弁当だ。折々で車掌から観光案内があり、見どころに差し掛かると速度を20数キロにまで落としてくれる。そんなさりげない演出も、ゆったり走るトロッコ列車だからこその味わいだ。

 

トロッコ列車
坂本龍馬、武市半平太らをラッピングした車体。窪川駅を14時15分発で折り返す

 

歴史・季節・グルメ 旅の楽しみすべてを沿線で

 

佐川の街並み
タイムスリップしたかのような佐川の街並み

 

 乗車区間内では、佐川、須崎、土佐久礼で乗り降りができる。特に、銘酒「司牡丹」を生んだ佐川駅周辺は、酒蔵が軒を連ねた趣のある街あるきが楽しい。牧野公園は高知でも有名な桜の名所としても知られ、春ならではの風情も。須崎の「鍋焼きラーメン」。海沿いの駅・土佐久礼では活気ある「久礼大正町市場」。四国八十八カ所「岩本寺」がほど近い窪川。土地それぞれの表情やおもてなしを楽しむ途中下車もおすすめだ。車内で配布する記念乗車証を沿線の特典施設で提示すれば、様々な割引や特典が受けられる。
トロッコ列車内部・お弁当 旅の拠点となる高知駅周辺では、昨年3月に開館した高知県立高知城歴史博物館をぜひ。6万7千点もの歴史資料を有し、その展示の充実ぶりに圧倒されるはず。日曜市やひろめ市場でにぎわう商店街も近く、高知の活気を肌で感じられそうだ。

【問い合わせ】
JR四国電話案内センター TEL:0570-00-4592(8~20時/年中無休)またはJR四国HP → http://www.jr-shikoku.co.jp/




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