生活に根差した芸術家の仕事 ウィリアム・モリス―デザインの軌跡 アサヒビール大山崎山荘美術館

 「ウィリアム・モリス―デザインの軌跡」が、4月21日(土)~7月16日(月・祝)、アサヒビール大山崎山荘美術館(JR山崎・阪急大山崎)で開かれる。

ウィリアム・モリス ≪いちご泥棒≫1883年            photo©Brain Trust Inc.

 19世紀後半に活躍したイギリスの芸術家でモダンデザインの父として知られるウィリアム・モリス(1834~96)。モリスは、自然の木々や草花などを題材にした華やかさと、モチーフ同士の組み合わせのセンスなどで時代を超えて多くの人を魅了してきた。同展では、1883年に作られた代表作「いちご泥棒」をはじめ、「生活の中に芸術を」との思いから手がけてきた壁紙やテキスタイル、椅子、出版物、ウォルター・クレインほか同時代のデザイナーたちによる作品など56点を展示。会期中の第2・第4土曜の14時~14時30分には、学芸員が見どころを解説するギャラリートークも開く。

ウィリアム・モリス 1886年頃 52歳
≪サセックス・シリーズの肘掛け椅子≫ 1860年頃

 

 喫茶室では、今回の展覧会のためにリーガロイヤルホテル京都が考案したオリジナルケーキを提供。桜と苺(いちご)のケーキ、バラとクランベリーのケーキの2種類(各550円、ケーキ・ドリンクセット各950円)。

 一般900円、高大生500円、中学生以下無料、障害手帳を持っている人300円。月曜休館。問い合わせは℡075・957・3123、アサヒビール大山崎山荘美術館。




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カテゴリ: ライフ&アート