約50年ぶりの大規模改修が進む大阪国際(伊丹)空港。2020年夏のグランドオープンに先駆けて4月18日(水)にリニューアルオープンする中央エリアの内覧会が、14日に行われた。招待された人たちは、エリア内1階~5階の34店舗(新規出店30、既存店リニューアル4)で買い物や食事を楽しみ、一足早いオープンを共に祝った。
午前・午後各1000人の招待枠に対し15000人の申し込みがあるなど、リニューアルオープンには高い期待と注目が集まっている。飲食・物販を中心に、子どもが遊べるプレイエリア、ヘアカット施設、マッサージ施設などがラインアップし、飛行機に乗る人も乗らない人も、1日を通して充実した時間を過ごせる多彩な店舗がそろう。
日本初出店は3店舗。そのうちの一つ「大阪エアポートワイナリー」は、常時80~100種類がそろうワインとともに、パスタや肉料理を楽しめる。世界の空港で初めて店内にワインの醸造所を併設し、ガラス張りのスペースには醸造中のワインが入ったタンクがずらりと並ぶ(店内醸造のワインが味わえるのは6月ごろから)。
日本および世界が認めた実力派の飲食店にも注目だ。「ル・パン神戸北野」は、楽天トラベルが主催する「朝ごはんフェスティバル2015」で“日本一の朝食”に輝いたホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドの直営カフェ。「日本一の朝食ベーカリーセット(¥1,080)」は、淡路玉葱のガレットや抹茶とオレンジのブレッドほか8種類のパンをセットした。ホテルの朝食でも提供される味わい豊かな組み合わせだ。
「WOLFGANG PUCK PIZZA(ウルフギャングパックピッツァ)」はカリフォルニア発祥の洋食店で、関西初出店。店名にもなっているシェフ、ウルフギャング・パック氏はアカデミー賞公式パーティーの総料理長を務める実力の持ち主だ。パーティー公認のスモークサーモンピッツァ(1,600円)や、大阪国際空港限定のピッツァベジタブル(1,100円)など、ハリウッドスターをうならせる独創的なピザ、バーガー料理が日本に居ながらにして満喫できる。
空港のロケーションを生かした施設も目立つ。4階と5階にまたがるカフェ「NORTHSHORE CAFE&DINING(ノースショア カフェ アンド ダイニング)」には屋外テラス席があり、滑走路を離着陸する飛行機を間近に見ながら、新鮮な野菜や低糖質のヘルシー料理を味わえる。
全国各地で親子の室内遊び場を展開する「ボーネルンドあそびのせかい」は空港内に初出店。全天候型のプレイエリアのほか、業態初の「屋外遊び場」を設置した。こちらも飛行機の音や迫力を間近に感じながら、様々な遊具でのびのびと遊べる。旅行中の家族が待ち時間を過ごすのはもちろん、近隣エリアに住む家族にもうれしい施設となった(対象:0歳~12歳の子ども1人600円/30分、以降10分/100円)。
リニューアルオープンを記念したセールや限定企画も各店で実施される。その一つ、関西初出店の「キットカットショコラトリー」では、おなじみのキットカットのチョコレートを寿司ネタに見立てた「寿司キットカット」をプレゼントする(4月18日~5月6日の期間中、税込み3,000円以上購入の人、毎日先着30人に)。ご利益の神様「恵比寿」や、関西弁「おおきに」をパッケージにデザインした大阪国際空港限定のスペシャルアソート(1,458円)は、大阪らしいおみやげとして喜ばれそうだ。