映画「四万十~いのちの仕舞い~」各地で反響。6月からの上映も決定

映画シーンから。小笠原さんの「ありのまま」の診療風景が切り取られている。©株式会社ディンギーズ

 高知県四万十市で在宅医療に取り組む医師、小笠原望さんの日々を追ったドキュメンタリー映画「四万十~いのちの仕舞い~」(溝渕雅幸監督作品 製作・配給:ディンギーズ)。1月27日のTOHOシネマズ高知(高知県)を皮切りに、3月30日の名古屋シネマテーク(愛知県)まで全国9館、上映回数260回の規模で展開された。

 四万十川の美しい自然を背景に、小笠原さんと患者との交流が描かれた作品は、見る人に「老いとは」「いのちとは」の根源的な問いを投げかけ、全国で5000人以上を動員。6月からは青森、京都、和歌山での上映がすでに決定しており、全国各地でさらなる反響が期待されている。

2月10日大阪で行われた上映後のトークショー

 1月から3月までの上映期間中は、上映を記念した小笠原さんと溝渕監督によるトークショーも各地で行われ、トークショーが設定された上映回では、立ち見も出るほどの盛り上がりを見せた。

 「四万十川と自然は一体であり、その自然のサイクルの一部として身を置き、命をまっとうしようとする患者さん。その思いに寄り添う小笠原先生。人間の理想の終わり方がそこにありました。素敵でした」「すばらしい景色と川の流れの中での、人の営み、人の終わりをゆったり伝えてくださったこの映画は、何度でも見たいと思う」(鑑賞者からの感想)

四万十川のシンボル「四万十川橋」(※通称「赤鉄橋」)をはじめ、四季折々の雄大な風景も見どころだ ©株式会社ディンギーズ

 6/2(土)からイオンシネマ弘前(青森県)で、6/23(土)からはイオンシネマ高の原(京都府)、イオンシネマ和歌山(和歌山県)での上映が決定している(4月3日現在)。また今後は埼玉、京都、広島、大阪などでの上映も調整中。最新情報はhttps://www.inochi-shimanto.com/ HPで随時更新される。

 




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