「祝祭大狂言会 2021」4月にフェスティバルホールで
野村万作 野村萬斎 狂言三代で美しい人間賛歌

記者懇談会に出席した
野村萬斎(左)と野村万作

人間国宝・野村万作、野村萬斎、野村裕基の野村家狂言三代をはじめ、一門がそろう「祝祭大狂言会2021」が4月、大阪・中之島のフェスティバルホールで開かれる。

ホールの春を彩る公演として定着した大狂言会。萬斎の長男・裕基が天真らんまんな聟(むこ)を演じる「二人袴三段之舞」に続き、複雑な人間心理を描いた「月見座頭」を万作の至芸で送る。万作は「人間の善しあしの両面が出て、ちぐはぐな今の世の中に通じるものがある。少しずつ完成に近づけ、終点に近くなってきた」と語る。

最後は新作「鮎(あゆ)」が関西初上演される。池澤夏樹が台本を書き、萬斎が演出・補綴(ほてつ)して2017年に発表。地方と都会の光と影が織りなす人間模様が、擬人化された鮎たちを通してつづられる。「人々の生き様を滑稽に、かついとおしく描くのが狂言。生きるってすばらしいとエールを送りたい」と萬斎は話す。音楽の殿堂の広さを生かす仕掛けにも注目。万作は「笑いの先に美しさを探りたい」と高みをめざす。

【公演情報】4月25日(日)15時から
フェスティバルホール
S席8,000円、A席6,000円、
SS席10,000円ほか。
TEL06・6231・2221、
フェスティバルホール チケットセンター
(10~18時)




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