「Gift -手に余る灯-」をテーマに届ける12/18(土)センチュリー響「豊中名曲シリーズ」

豊中の風景とオリジナルストーリーを絡めた詩情豊かなチラシ

日本センチュリー交響楽団が、豊中市立文化芸術センター大ホール(阪急曽根)で年4回行っている「豊中名曲シリーズ」。今年度から公共ホールとプロオーケストラが共同制作するシリーズとして新趣向で生まれ変わっている。「ひと聴きぼれ」をコンセプトに、豊中を舞台にシンガーソングライター早瀬直久が書き下ろしたオリジナルストーリーと音楽が出逢う演奏会として注目を集めているのだ。

 

学生時代に出合った二人が大人になっていく時間をたどるストーリーをつむぐ第3回、12月公演のテーマは「Gift -手に余る灯-」。

開演は18日(土)15時。気鋭の指揮者、横山奏のタクトの下、日本センチュリー交響楽団、日本センチュリー合唱団とソリスト2人が登場する。

プログラムはワーグナーが妻コジマとの幸せの最中に書いた「ジークフリート牧歌」。続いてドビュッシーのピアノ曲をアンドレ・カプレがオーケストラ版に編曲した「子供の領分」は、フランスの薫り漂う彩り豊かな音楽だ。

石橋栄実

メインはフォーレの「レクイエム」。モーツァルト、ヴェルディの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられる傑作だ。特に第4曲のソプラノ独唱 “ピエ・イエズ” は非常に美しいメロディーで知られる。

歌手の石橋栄実は「天に召す幸福感と、全てを包み込むような温みに満ちたフォーレのレクイエムの中で、ソプラノが歌う唯一のソロ。限られた音域内で、ごくシンプルなリズムを繰り返し使って書かれた3分半ほどの短い曲ですが、余計なものを全て削ぎ落としたかのような音楽には神々しさがあります。冒頭のオルガンも神秘的で、この和音が鳴ると『美しい音楽を絶対に汚したくない!』という思いが起こり、いつも特別な緊張感と共に歌い始めます」とコメントする。

もう一人のソリストは、バロックから現代まで幅広いレパートリーをもち、オペラでの存在感も際立つバス・バリトンの片桐直樹。

 

ホワイエの特設展示も毎回大好評なので、開場時間14時15分には劇場に足を運んでいるのがよさそうだ。

料金はS席4,500円、A席3,500円、B席2,500円。

チケットはコチラから https://www.century-orchestra.jp/ticket/

 

豊中名曲シリーズ特設サイトはコチラ https://toyonakameikyoku.jp/introduction/

 

フォーレ「レクイエム」について11月12日に行われたプレパフォーマンス&トークのアーカイブ配信は下記のYouTubeから視聴できる。予習したい方はどうぞ。

 




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