イタリア・ナポリ湾の空と海を音楽に乗せて
アヴィタービレ氏の独占WEBコンサート 22日(火)から無料公開

イタリア文化会館-大阪は、イタリア南部のナポリ湾に浮かぶプローチダ島が今年のイタリア文化首都に選ばれたのを記念し、ナポリ出身の人気サックス奏者兼シンガーソングライターのエンツォ・アヴィタービレ氏の独占WEBコンサートを、イベント特設サイトで2月22日(火)から無料公開する。特設サイトは https://eventionline.net/

エンツォ・アヴィタービレ氏

プローチダ島はカラフルな家が立ち並ぶ漁村がある島で、1994年に大ヒット映画「イル・ポスティーノ(郵便配達人)」の舞台となったことで有名。日本でも日本旅行業協会の「ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれたほか、宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙から撮影した同島の写真を「ネコの形をした島」「ナポリ湾の宝石」などとTwitterで紹介して話題となった。

JAXA宇宙飛行士 野口聡一さんのTwitterより引用

アヴィタービレ氏は1955年ナポリ生まれ。ナポリ文化圏の伝統音楽に根ざしつつも、米国ブラックミュージックなど多様な音楽的要素を感じさせるサウンドと、ナポリ方言で歌うスタイルで人気。ジェームス・ブラウン、ティナ・ターナーら日本でもおなじみのビッグネームとも共演し、映画「羊たちの沈黙」で名高いジョナサン・デミ監督が同氏の音楽性に惚れ込んで製作した同氏の密着ドキュメンタリー映画が第69回ヴェネツィア国際映画祭で上映されたことでも知られる。

WEBコンサートのシーンから

今回のWEBコンサートは日本の「ネコの日」(2月22日)に合わせて公開。「ドン・サルヴァトーレ」「子どもたちは皆平等」「海-心」「恵みの聖母」「ナポリ・ノルド」「海を見る娘」「これがアフリカ」「手に手をとって」「ソウル・エキスプレス」「世界を救おう」の10曲が披露される。冒頭にはプローチダのライモンド・アンプロジーノ村長の挨拶も収録。演奏中はプローチダ島の美しい映像がふんだんに挿入され、南イタリア特有の軽妙なリズムとボーカルに乗せて、地中海・ナポリ湾の底抜けに明るい空と海が広がる気分になる。

カラフルな家が立ち並ぶプローチダ

イタリア文化会館-大阪は、イタリア文化の普及と、日本とイタリアの文化交流・友好推進を目的に活動。コロナ禍でイタリアからアーティストの招聘が難しい状況下にあっても「文化の歩みを止めない」をスローガンに、アーティストのビデオメッセージやパフォーマンスを字幕付きで楽しめるイベント特別サイト「IIC Osaka EVENTI ONLINE」を開設している。

イタリア文化会館-大阪は「今回のWEBコンサートは地方ごとに異なる魅力を見せるイタリア文化の多様性を紹介しようと企画しました。新型コロナで打撃を受けたプローチダの観光業界と、イタリア旅行を取り扱う日本の旅行業界を微力ながら応援したい」と話している。公開は12月31日(土)までの予定。

イベント特別サイト「IIC Osaka EVENTI ONLINE」
https://eventionline.net/

 




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カテゴリ: エンタメ