「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」3/4(金)公開 水田わさび×大原めぐみがリメイク版について語る

ドラえもん役の水田わさび(左)とのび太役の大原めぐみ=2月26日、朝日放送で

「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」が3月4日(金)から公開される。ドラえもん役の声優、水田わさびと、のび太役の大原めぐみに話を聞いた。

夏休みのある日、のび太が拾ったロケットから手の平サイズの宇宙人パピが現れる。パピは宇宙の小さな星の大統領で、独裁者ギルモアが起こした反乱から逃れるために地球にやって来た。パピと友達になったドラえもんたちは、パピの星を救うために宇宙へと向かう物語。

今作は1985年公開の「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のリメイク版。物語や最新技術だけではなく、セリフやテンポなどすべてにおいてパワーアップしている。

水田は「リメイクですが、めちゃくちゃ新しい作品になっています。単なる冒険SF映画ではなく、考えさせられる内容で大人も楽しめる。『人を思いやる気持ちが宇宙一大事なこと』というパピ君の演説シーンは、地球上の人全員に聞いてほしいですね。のび太くんたちが葛藤している様子も描かれていて、そこがまた心に染みるんです」と言う。

大原も「パピくんとドラえもんたちの友情や、パピくんと姉のピイナとのつながりなど、感情や絆の部分をリメイク版では深く描いています。ピイナは今回の新キャラクターです。また、特にスネ夫くんとしずかちゃんが戦闘に行くシーンは見どころで、怖がるスネ夫くんに対し『私がやれることをやるしかない』というしずかちゃんの芯(しん)の強さが格好いいし、心の葛藤に打ち勝つスネ夫くんにもしびれました。自分の力で精いっぱい頑張ろうというメッセージが作品全体に込められています」と話す。

ゲスト声優にも注目だ。ギルモアを香川照之、ピイナを松岡茉優、ミルクボーイの二人は、反乱軍に立ち向かう自由同盟の地下リーダー役に内海崇、パイロット役に駒場孝が扮した。

コロナ禍で初の収録でスタジオで顔を合わせることは叶わなかったが、水田は「アフレコの前、各キャストに向けて『藤子・F・不二雄先生の気持ちが詰まっている映画なので、皆でいい作品にしましょう』と書いたメッセージボードを置かせてもらいました」という。

後日、水田はテレビ局でミルクボーイと遭遇。「初対面で彼らの第一声が『僕らの芝居、大丈夫でしたか?』でした(笑)。ミルクボーイさんのピュアで素朴な部分が芝居に出ていますし、香川さんは、めっちゃいい人なんでしょうけど、嫌いになるぐらい、憎々しい芝居でした(笑)。松岡さんのピイナも存在感たっぷりで、パピくんのキャラクターがより引き立つんです」と水田。大原も「本当に迫力があってリアルで、皆さんの好演で締まりましたね」と太鼓判を押す。

ドラえもんとのび太を演じて17年。キャラクターと似てきたと二人は笑う。「もともとのび太くんに気質が似ていて、それがもっと出てきました」と大原が言えば、水田も「ドラえもんはおっちょこちょいでドジですよね、そこはそっくりです」とうなずく。

読者に向けて「映画をキャラクターとシンクロさせながら見ていただければ」と大原。水田はドラえもんの声色で「絶対、映画館で見てね!」と呼びかけた。

公式サイトはコチラ https://doraeiga.com/2021/




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