「私の恋人」8月に西宮で 小日向文世、のんと3人で30役
渡辺えり 時を経ても変わらない愛を描きたい

渡辺えりさん
「劇中、曲は15曲ほど。のんさんや私のソロ、そしてみんなの合唱も楽しんで」と渡辺えりさん

 劇作家・女優の渡辺えりが主宰するオフィス3○○(さんじゅうまる)の新作舞台「私の恋人」が8月9日(金)・10日(土)に兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールで上演される。芥川賞作家・上田岳弘が2015年に三島由紀夫賞を受賞した同名の小説をモチーフに、渡辺が独自のエッセンスを加えた。まだ見ぬ恋人を夢想する“私”が、クロマニョン人から第2次大戦中のドイツ、そして現代の新宿まで、10万年の時空を超えて生まれ変わる音楽劇。配された30もの役を小日向文世、のん、渡辺の3人だけで演じ、渡辺自身の念願だった“たくさんの役柄を少人数で演じ切る”手法にも挑戦する。
 「うそのない芝居でとても信頼できる小日向さん。感性が鋭く天才肌ののんさん。2人とも役にとらわれない中性的な部分が魅力」と渡辺。とりわけのんにとっては念願の初舞台。出身地である兵庫で成長ぶりを示す。
 「私が書いてきた戯曲のテーマと重なるところが多い」と上田小説の世界に共鳴する渡辺。「時空が変わっても変わらない本質、人を愛する気持ちを感じてもらえる舞台をめざします」




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