本格ピザが自慢のレストラン開店 万博記念公園がいっそう活気づく

 2020年、開園50周年を迎える万博記念公園(吹田市)に新たな魅力が加わる。11月1日、公園内にレストラン「薪窯PIZZA・CAFE NORTH GARDEN(ノースガーデン)」がオープンした。本場イタリアから取り寄せた窯で焼き上げるピザをはじめ、今後は公園内でよりいっそう本格的な食事を楽しむことができそうだ。

 国立民族学博物館(みんぱく)の東隣に立てられた店舗の外観は、公園という憩いの場になじむよう、あたたかな印象の木材や緑を取り入れた。ピザ、パスタ、グラタン、ステーキをそれぞれセットにした食べ応えたっぷりのランチほか、パフェやケーキ、ソフトクリームなどのスイーツも充実。ドリンクの種類も豊富でカフェとしての利用もでき、食事メニューの一部はテイクアウトも可能だ。

(左上から時計回りに)【太陽】のピッツァ、【黄金】のピッツァ、【地底】のピッツァ、【黒】のピッツァ(各1430円)

 自慢のメニューが、太陽の塔をモチーフにしたピザ。太陽の塔が「太陽」「黄金」「黒」「地底」の4つの表情を持つことにちなみ、4種類のオリジナルピザを創作した。トマトソースをベースに、オレンジなどをあしらった【太陽】のピッツァ、竹炭を練り込んだ生地にイカスミソースやムール貝などをのせた【黒】のピッツァほか、太陽の塔4つの表情をバリエーション豊かな食材で想起させてくれる楽しさとおいしさがある。

「あんことバターのピッツァとハーゲンダッツ 濃厚バニラ」(1210円)はデザート感覚で。熱々の生地と冷たいアイスの組み合わせが絶妙だった

 ピザ窯は、イタリア・ジャンニアクント社の薪窯を使用。薪を燃料に450度の高温で一気に焼き上げる。窯は耐火レンガをぎっしり積んで作られ、ピザ生地の外側と中心部がまんべんなく加熱されるため、表面はカリっと、中はモチモチの「理想の食感」を持つピザができるという。

 薪は、万博記念公園内で排出されるクヌギなどの間伐材を再利用する。薪の乾燥度合いや大きさによって燃え方が違うため、デリケートな温度管理が要求されるが、手間をかけたぶん、ここでしか味わえない“万博公園の薪の香り”をまとったピザになるという。

 

絵になるアウトドアウェディングを万博記念公園で。一生の思い出になりそうだ

 店舗前にある広い芝生スペースを生かしたアウトドアウェディングにも対応する。およそ80人までのパーティーが可能で、簡易なチャペルも希望に応じて設置される。ブライダルプランナーとともに、絶好のロケーションを生かしたオリジナルのウェディングが創れそうだ(2019年末から受け付け予定)。

 店舗は、イタリア酒場「ENTRATA」やクラフトビアハウス「molto!!」など、大阪市内を中心に飲食店を展開するカラビナフードワークス株式会社の運営。「この公園をさらに活性化させたい」と話す代表取締役の西川智之さんは「お出かけスポットとして定着している万博記念公園だが、環境的にまだまだ底知れないポテンシャルを秘めていると感じて開店を決めた。公園の人の流れは(店舗とは反対の)南エリアに集中しているので、本格的な食事をお楽しみいただけるNORTH GARDENのオープンにより、公園内に新たな人の流れを作りたい」と意気込む。

【公式HP】https://www.north-garden.net/

【営業時間】11:00~16:30

明るく開放的な店内



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カテゴリ: グルメ