【3月17・18・21・22日の4日間限定】水都大阪の魅力を味わう「船上野点茶会」(要予約)

 太閤秀吉が愛した茶道文化を通じて水都・大阪の魅力を発信しようと、水都大阪コンソーシアム、山本能楽堂、大阪水上バスが初めての「船上野点茶会」を企画。桜の季節の大川の川開き(3月23日)に先駆けて4日間限定でクルーズを実施する(要予約)。一体どんな体験ができるのか? 一足早く3月14日の大川周遊コースの試験運行に乗船してきた。

乗船口から風流なしつらえにワクワク

 試験運行の発着は水上バスのりば大阪城港(JR大阪城公園すぐ)から。歌舞伎俳優の船乗り込みにも使われることがある、屋根のない遊覧船「アクアmini」を紅白の幕でめでたく飾り、開放的なお茶室にしつらえてある。乗船口の左右には竹の柵に活けた椿と早咲きの桜。風流な気分を盛り上げる。

 

 乗客10人が乗り込み、岸を離れた船は第二寝屋川を進み、大阪城を左手に眺めて京橋から大川(旧淀川)へ。桜の季節には大川に浮かぶ船から眺める桜は大人気。

 案内人の水都大阪コンソーシアムのディレクター吉城寿栄さんが「太閤秀吉が大阪城を築城した際に掘った、内堀、外堀の外側にある自然の河川・第二寝屋川も城の守りと考えていたようです」とアナウンス。さらに、茶道を好んだ秀吉が、戦で手柄を立てた武将らに高価な茶道具を褒美として与えた逸話などが紹介された。

試験運行のため特別に可能になったこのショット。大阪城をバックにお点前を披露する田中仙陽さん
懐紙に取った菓子は黒文字で一口大に切り口に運ぶ。お茶が運ばれたら一礼して左の先客に「お相伴します」、後客には「お先に」と挨拶
持ち帰りのお土産になる桜色の帯の懐紙に押された「船上野点茶会」の印が透かして見える。この日の上生菓子の銘は「春の色」

 お点前を披露するのは大日本茶道学会大阪支部の田中仙陽(せんよう)さん。お運びは田中絢希(あき)さん。季節の上生菓子をいただいて、正客から順にお薄をいただく。山本能楽堂の山本佳誌枝さんが「お茶碗は大切なものなので、必ず両手で扱います。お客様にはお茶碗の正面が来るようにお茶が出されていますので、お茶碗を右手で時計回りに回し、正面を避けて三口程度で飲み、最後はスッと飲みきります。そしてまた時計と反対回りに回し、お茶碗を静かに置きます」などの作法を伝授。まだ少し冷たい川風が吹く中で、ふっくらと泡立ったお茶の鮮烈なうまみと温かさが心地よかった。

 「船上野点茶会」は今後も季節を変えて企画し、水都大阪の風物詩となることを目指しているという。

 

今回の「船上野点茶会」クルーズの概要は以下の通り。

 

【運航日】3月17日(日)・18日(月)・21日(木・祝)・22日(金)の4日間

【コース】

①大阪城道頓堀コース=13:15大阪城港発→湊町リバープレイス着(所要時間約40分)

②大阪城道頓堀コース=14:25湊町リバープレイス発→大阪城港着(同約40分)

③大川周遊コース=15:45大阪城港発→大阪城港着(同約30分)※③は17・18日のみ

【料金】乗船料・御抹茶セット付き 大人2,000円、子ども(小学生)1,250円

【予約】①~③コースとも先着順に各12人まで受け付け

    大阪水上バス㈱予約センター TEL06・6942・5511(9時~17時)

 




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カテゴリ: レジャー

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