兵庫で大型観光キャンペーン 7月開幕
県とJR西日本など連携  物語のある「テロワール旅」を提案

JR西日本は兵庫県などでつくる協議会と連携し、「兵庫デスティネーションキャンペーン(DC) プレキャンペーン」を、7月1日(金)から始める。9月30日(金)までの3カ月間、瀬戸内海から日本海まで広い県土を持つ兵庫ならではの食や歴史、文化、産業に根ざした本物志向の体験型の旅を提案。期間中限定の観光プランの実施や特別列車の運行などが予定されている。

斎藤元彦知事とJR西日本の国弘正治神戸支社長が6月25日、県庁で概要を発表した。兵庫DCのテーマは「兵庫テロワール旅 ―私の感動、その先へ-」。テロワールは「土地の個性」を意味する言葉で、摂津、播磨、但馬、淡路の旧5国の風土を生かした旅のコンテンツを充実させる。従来は「量」を重視しがちだった旅のスタイルを「質」の追求へと転換。兵庫の多彩な食や文化が生まれた背景や、それにまつわる生産者、料理人、職人たちの人柄や技術も知ってもらえる旅に力を入れることで交流の度合いをさらに深め、新型コロナ後の持続可能な地域づくりにつなげる。

ポスターを手にする斎藤元彦知事(右)とJR西日本の国弘正治神戸支社長

明石では、全国でも珍しい昼の活魚セリ市を見学し、新鮮な寿司を食べ、ガイドの案内のもと魚の棚商店街を歩くプランを提供。但馬では農業遺産に指定されている但馬牛の放牧場を訪ね、博物館で但馬牛の歴史・文化を学び、希少部位の食べ比べが楽しめる。世界文化遺産の姫路城では、国宝の乾小天守、イの渡櫓などを約3年半ぶりに特別公開。西宮では西宮神社の11の摂社・末社を宮司の案内で巡り、文楽や人形浄瑠璃の源流と言われる「えびすかき」を鑑賞する企画も用意される。

観光列車も目白押しだ。兵庫DCが開幕する7月1~3日には、JR西日本が「WEST EXPRESS 銀河」を大阪駅~城崎温泉駅間で計6本運行。同列車が同区間を走るのは初めてで、宝塚、篠山口などの停車駅では沿線各市関係者の出迎えイベントも計画されている。9月には「サロンカーなにわ」を使った「兵庫テロワール旅号」を姫路駅~城崎温泉駅で運転。7~8月の一部の土日祝には城崎温泉駅~餘部駅間で「うみやまむすび」が走る。また7月1~3日には、神戸港中突堤~あわじ交流の翼港間で観光クルーザー「シースピカ」を運航し、普段は広島でしか乗れない同船で、優雅な船旅が味わえる。新神戸、三ノ宮を発着する「めぐるひょうご体験バス」も4コースが運行される。いずれも乗車券などは旅行会社を通して販売する。

海と山、都市の多彩な魅力が詰まった兵庫の魅力を発信する(写真は明石海峡大橋)

斎藤知事は「観光のスタイルが大きく変化する中、県内各地でのいろんな体験により、物語性を感じ取っていただきたい。交流人口を増やし、地域資源の担い手を育て、県内に持続可能な循環を作っていく機会に」と期待。国弘支社長は「DCは国内最大の観光キャンペーンです。地域とともに観光コンテンツを磨きあげ、体験と感動を全国に発信していきたい」と話していた。

兵庫DCは県、観光関係団体、事業者など39団体でつくる兵庫デスティネーションキャンペーン推進協議会が実施主体。来年夏には全国のJR6社が参加する本DCが予定されている。

詳しくはWEBサイトへ。https://www.jr-odekake.net/navi/hyogo_dc/




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