神戸~大阪 鉄道開業から150周年
新旧車両の特別ツアーは即日完売 記念企画が続々スタート

神戸と大阪を結ぶ鉄道が開業して今年で150周年を迎える。JR西日本と日本旅行は、神戸~大阪鉄道開業150周年プロジェクト特別企画として、昭和後期の国鉄時代から活躍する「サロンカーなにわ」、または令和に入ってから新たに活躍している「225系Aシート編成」に貸し切りで乗車できる特別ツアーを発売したところ、1日で完売。地域を支える鉄道への注目度の高さを改めて示した形で、JR西日本では今後もさまざまな企画で150周年を盛り上げていきたいとしている。

サロンカーなにわ(JR西日本提供)

ツアーは5月12日(日)に実施。サロンカーなにわは大阪駅に7時20分頃に集合し、16時頃に同駅で解散。225系Aシート編成は大阪駅に8時50分頃に集合し、17時30分頃に同駅で解散する。どちらも大阪駅を出発し、JR神戸線を西へ走り、網干駅の先からは網干総合車両所の洗浄線に直接入線。昼食やイベントを経て、夕方に同じ列車で大阪駅に戻る。

225系(JR西日本提供)

車両所には2023年3月に和田岬線を勇退した103系(R1編成)のほか、103系(BH編成)、321系(D編成)など、過去から現在に至るまで阪神間の通勤型車両の主役を担った車両を展示。また、川崎車両株式会社が協賛し、巨大ジオラマでの鉄道模型走行を見ることもできる。

巨大ジオラマで鉄道模型を走行(川崎車両株式会社提供)※画像はイメージ

昼食はこのプロジェクトのために特別企画した「150周年記念弁当」を提供。鉄道の歴史を感じられるメニューで、子どもには「お子様用弁当」を用意する。休憩所では鉄道イベント限定グッズを先行販売。参加者には当日参加記念品を進呈するなど、オリジナリティーも好評だった理由のようだ。

旅行代金は「サロンカーなにわプラン」で中学生以上が1人24,800円、「225系Aシート編成プラン」で同18,000円、「225系普通車両プラン」で同16,800円など。それなりの料金設定だったが、4月12日の発売日に募集定員分をほぼ完売。鉄道人気を改めて見せつけた。

ゴールデンウイーク明けの5月11日(土)には、神戸駅と大阪駅で記念式典が開かれるほか、神戸~大阪間の主要駅で「沿線地域をつなぐデジタルスタンプラリー」なども企画されている。

神戸~大阪鉄道開業150周年プロジェクトの詳細は専用HPへ。
https://www.kobe-osaka-150th.com/




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