旅行大手のエイチ・アイ・エスは5月9日、大阪市北区梅田3丁目に「イノゲート大阪 ヨーロッパ・中近東・アフリカ専門店」をオープンした。JR大阪駅に直結するイノゲート大阪12階という便利な場所と関西地区最大の広さを生かし、多様化が進む海外旅行の新たな魅力を発信する。

「旅をデザインする」をコンセプトに、理想の旅をカタチにできる専門店。店内は2つのエリアに分かれ、エントランスを入ると開放的でありながら、どこかヨーロッパの邸宅を訪れたような落ち着きのあるハウスエリアが迎えてくれる。旅のパンフレットやカタログなど各種資料が充実。大型画面からは旅情を誘う映像や旅の最新情報が流れ、旅の情報収集にはぴったりの空間だ。このスペースでは旅行説明会などのイベントも随時開催。9日のオープン日にはインフルエンサーの講演会が開かれ、さっそく旅行ファンが訪れてにぎわいを見せていた。
奥へ進むとワーキングエリアと名付けられたスペースへ。対面型テーブルと椅子がいくつも並び、ゆったりとした雰囲気の中、じっくりと旅を相談できる。このお店にはヨーロッパ、中近東、アフリカ地域への渡航歴が多く、専門知識と販売経験が豊富なスタッフが在籍。厳格な評価基準をクリアしたスタッフだけが持てる社内資格「シニアコンサルタント」のスタッフもいて、あらゆる相談にきめ細かく対応する態勢が整っている。地域を絞った専門店の特性をふまえ、趣向を凝らした店舗独自のツアー企画や説明会などにも力を入れるという。
同じフロアにはHIS大阪スポーツ営業所も移転。日本人選手の活躍で沸く米国大リーグをはじめ、海外のスポーツ観戦ツアーなども幅広く取り扱っている。

同店によると、海外旅行の多様化が進み、テーマ性の高い旅が人気を集めるほか、ツアーの内容などについてより具体的な相談が増える傾向にある。また、各国の経済発展や旅行業の進展に伴い、アクセスが向上したり、新名所が誕生したりしている観光地も少なくなく、現地に精通した情報発信とコンサルティングへの需要は高い。大阪・関西万博では普段なじみの少ない国・地域のパビリオンも人気を集めており、海外への関心がさらに高まりつつある今、旅の魅力を広く深く紹介し、一人ひとりの希望に合わせてプランニングをしてくれる同店への期待は一層大きくなりそうだ。
エイチ・アイ・エス関西営業本部チームリーダーの大西健さんは「これまでにない旅の空間が誕生しました。お客様のお役に立つ情報と機能を集約していますので、ぜひ旅との出会いを楽しんでいただき、ヨーロッパ、中近東、アフリカへ、お気に入りの旅にお出かけください」と話している。
HIS「イノゲート大阪ヨーロッパ・中近東・アフリカ専門店」は電話050・1742・5771。JR大阪駅西口直結。営業は10~19時。
https://www.his-j.com/info/branch/kansai/europe/