ゆったりと目的地に向かう船旅が見直されています。大阪と韓国・釜山を週3回定期運航するクルーズフェリー「パンスタードリーム」もその一つ。釜山の新スポット&グルメ情報と合わせて紹介しましょう。
「パンスタードリーム」は韓国系海運会社のサンスターライン(大阪市中央区)が2002年から運航。大阪・南港の大阪港国際フェリーターミナルと釜山の間を、瀬戸内海、関門・対馬海峡経由で約19時間で結ぶ。途中、穏やかな海に浮かぶ島々が望めるため、瀬戸内クルーズとしても利用価値が高い。2年前には客室やラウンジ、カフェなどを「クルーズゾーン」として改装。エンタメショーやエステにも力を入れている。
朝起きて、くつろいでいるうちに到着する釜山の街は、いま新名所の誕生ラッシュ。市街地から近い松島海水浴場には昨年6月、海上ロープウェーが開業した。全長1.62キロのロープウェーは高さが最大で86m。風光明美な景色が満喫できる。
市のシンボル、釜山タワー(高さ120m)も昨年7月にリニューアル。タワーが立つ龍頭山公園のふもとには釜山トリックアイミュージアムがオープンした。AR(拡張現実)など最新技術を使い、自分が映画やアニメの主人公のような体験ができる。またカラフルな家々が階段状に立ち並ぶ甘川文化村もにぎわいを増している。
韓国グルメも釜山は名物が多彩にそろう。“寝ている間に行ける船での海外旅行”はさらに人気を呼びそうだ。