北陸の美 新幹線開業前に輝きアップ
福井・石川 秋冬の注目スポットを行く

北陸エリアでは来年3月16日(土)の北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業を前に、「Japanese Beauty Hokurikuキャンペーン」が来年3月まで開催中。施設のリニューアルや新たな観光振興策が相次ぐ、福井県と石川県加賀市の注目スポットを紹介します。

恐竜博物館がリニューアル
光の競演 美しい丸岡城

年間約100万人が訪れる福井県立恐竜博物館(勝山市)が7月にリニューアル。常設展示室に並ぶ恐竜全身骨格標本は44体から50体に増え、増築された新館では巨大な3面スクリーンを実物大の恐竜が迫力いっぱいに闊歩(かっぽ)する。同市内で発掘され、9月に新種として命名されたダチョウ型恐竜「ティラノミムス・フクイエンシス」の骨も展示されている(1月9日〈火〉まで)。

全身骨格標本が増えて迫力が増した恐竜博物館

丸岡城(坂井市)では北陸唯一の現存天守をプロジェクションマッピングで飾る「ヒカリ結び」が好評だ。柴田勝家のおい、勝豊が1576年に築城。北陸らしい風格と美意識を今に伝える。「ヒカリ結び」は毎夜2回上映。城にまつわる伝説を、華やかな光の競演で楽しませてくれる。

丸岡城ではプロジェクションマッピングが楽しめる

山代温泉で黄金の体験
北前船の栄華伝える橋立

1300年の歴史を誇る山代温泉(加賀市)。ホテル「ゆのくに天祥」が運営する加賀伝統工芸村「ゆのくにの森」も魅力が増している。13万坪の広い村内には能登から移築した古民家をはじめ11の建物が点在し、50種類以上の伝統工芸が体験できる。金箔(きんぱく)の館の、天井からふすま、畳まで純金箔や金糸で装飾された「黄金の間」は必見。JR西日本のスマートフォンアプリ「tabiwa」を使うと入場料の割引きがある。

JRきっぷを提示すると「黄金の間」で記念撮影ができる

加賀温泉駅からバスで約25分の橋立地区は、北前船で栄えた町並み散策に力を入れている。重厚な石積みや赤瓦ぶき屋敷の数々は、重要伝統的建造物群保存地区に選定。事前に申し込むと地元ガイドが、北前船の里資料館などを心温まるトークとともに案内してくれる。日本海を望む加佐ノ岬近くのカフェでは加賀野菜を使った「加賀パフェ」を。絶景とやさしい甘さに心がほぐれる。

加賀野菜を使った「加賀パフェ」5層構造が人気
加賀市では「加賀カニごはん」(3,980円)を4店舗で提供



※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
カテゴリ: つぎ、どこ行こ?