変わる神戸・三宮
新しいにぎわいの場へ

神戸・三宮で駅周辺の再開発が進んでいます。阪急神戸三宮駅では「神戸三宮阪急ビル」が26日(月)に開業。JR三ノ宮駅では駅ビルの建て替えに先駆けて期間限定のイベントスペース「ストリートテーブル三ノ宮」が誕生しました。新たなにぎわいを見せる街を取材しました。

 

街のランドマーク再び 「神戸三宮阪急ビル」

1936年に完成後、95年の阪神・淡路大震災で被災して解体されるまで約60年にわたって三宮のシンボルとして親しまれた旧神戸阪急ビル東館。26日に開業する「神戸三宮阪急ビル」は、低層部に旧ビルのデザインを継承し、最上階に展望フロアを備える29階建て、高さ約120メートルの超高層ビルに生まれ変わる。開発に関わった阪急阪神不動産の豊田哲平さんは「また50年、100年と人々に愛されるビルになってほしい。夜のライトアップされた雰囲気もおすすめです」と話す。

1936年当時の旧神戸阪急ビル東館

地下2階~地上3階には商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」。神戸らしい異国情緒あふれる飲食店を中心に35店が軒を連ねる。4~15階はオフィスフロア、17~28階は阪急阪神ホテルズの「レムプラス神戸三宮」に。神戸市営地下鉄と乗り換えやすくするために、地下鉄と阪急の改札口をつなぐエスカレーターやエレベーターを新設。街の新たなランドマークに期待が高まる。

サンキタ通りは歩行者専用道路に。開放感あふれる
テラス席で飲食を楽しめる(イメージ)

新ビルの東側の低層部には
大きなアーチ窓など旧ビルのイメージを継承

 

 

屋台やライブ  「ストリートテーブル三ノ宮」

JR三ノ宮駅中央改札口南側の三宮ターミナルビル跡地には、昨年12月、屋外イベントスペース「ストリートテーブル三ノ宮」がお目見えした。神戸市、JR西日本、神戸新聞会館が実行委員会を構成し、一般社団法人リバブルシティイニシアティブが実際の運営を担う。

空の見える開放的な空間

広場には、神戸で人気の飲食店などが出店する個性豊かな8台のフードスタンドが、不定期で入れ替わりながら店を出す。広々としたステージもあり、ジャズやロックなど様々なジャンルのライブも、感染対策を施した上で行われている。JR西日本の古庄大樹さんは「三ノ宮駅前の空間を地域の皆さまと育てていきたいと考えているので、ぜひ気軽に立ち寄ってもらいたい」と誘う。同社では駅ビルの建て替え時期などを引き続き検討していく。

屋台の設計には建築を学ぶ学生も関わった

9月26日(日)までの期間限定。11〜21時。火曜定休・雨天中止。
※諸事情により変更の可能性がある。
https://streettable.jp/




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