第43回「地方の時代」映像祭 11/18(土)~24(金)関西大学千里山キャンパスで入選作など無料上映、イベントも

第43回「地方の時代」映像祭が11月18日(土)~24日(金)に関西大学千里山キャンパス(阪急・関大前)で開かれる。今年のテーマは「みんなの広場を取り戻そう」。全国の放送局・ケーブルテレビ局が制作したドキュメンタリー番組と、自治体・市民・学生、高校生(中学生)などアマチュアが制作した映像作品全285作品の中から入選作の上映や記念イベントが行われる。入場無料(先着順、満員の場合は入場できないこともある)。主催:NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟、吹田市、関西大学。共催:毎日放送、朝日放送テレビ、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送、テレビ大阪。

期間中に上映される2023年の入選作品33作品はコチラ https://www.chihounojidai.jp/work/2023.html

【放送局部門】「第6波の結末 ~コロナ禍の障害者事業所~」(朝日放送テレビ・2022年10月9日放送・25分)など全8作品が入選
【ケーブルテレビ部門】「里山の宝石 オオムラサキとともに」(日本ネットワークサービス・2022年12月12日放送・25分)など全7作品が入選
【市民・学生・自治体部門】「出稼ぎの時代から」(白鷹町出稼ぎの記録映画制作委員会・60分)など全9作品が入選
【高校生(中学生)部門】「技能実習生はベトナムのお母さん」(広島学院高等学校・17分)など全9作品が入選

初日18日はグランプリなど発表、記念イベントも

18日(土)13時から第3学舎ソシオAV大ホールで行う贈賞式で、入選作品から「グランプリ」「優秀賞」「選奨」「奨励賞」等の各賞を発表する。司会は柴田博アナウンサー(朝日放送テレビ)と関純子アナウンサー(関西テレビ放送)。

14時からの記念講演は、長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」館主で作家の窪島誠一郎さんが「今、言葉の危機の中で ―『無言館』から― 」と題して話す。

15時からのグランプリ受賞作の上映後、16時からシンポジウム「危機の時代に、メディアはどう立ち向かうのか?」を、ノンフィクション作家・吉岡忍さんの司会で行う。

パネリストは記念講演をした窪島さんのほか、村瀬史憲さん(名古屋テレビ プロデューサー)、大谷萌恵さん(テレビ新潟 キャスター・ディレクター)、持丸彰子さん(NHK大阪放送局 ディレクター)が登壇する。

19~24日は100周年記念会館で作品上映

19日(日)~24日(金)には100周年記念会館内の3会場で、受賞作を中心に作品上映会が行われる。上映時間は11時(日・祝日は10時30分)から18時まで。

19日(日)には次の2つのワークショップも開かれる。

◎10:00~12:30 学生・高校生対象 映像ワークショップ 「~見る目 作る目 私の目~」

今回の映像祭には、高校生(中学生)、大学生から83の映像作品が寄せられた。作品を構想する時に大切な “視点”(見る目)と伝える手法(作る目)、それらに基づく「私の目」が共感を生み出す映像となるために必要なものとは? 同世代で楽しく語り合って考えよう。「高校生や大学生の皆さん、ふるってご参加ください」と事務局は呼び掛けている。

会場:100周年記念会館 第1特別会議室。コーディネーター:境真理子さん(メディア研究者)、アドバイザー:藤田貴久さん(朝日放送テレビ)、堀川雅子さん(讀賣テレビ放送)

◎13:30~15:30 ワークショップ 「“生成AI”がテレビを変える?」

日進月歩の“生成AI”をめぐって、各局が取り組んだ実践やチャレンジから今後の可能性や課題を議論して未来を展望する。

会場:100周年記念会館 ホールB。司会:音好宏さん(上智大学新聞学科教授)、パネリスト:服部洋之さん(映像メディアプロデューサー)、荒木拓人さん(朝日放送テレビ)、秋元優志さん(讀賣テレビ放送)、工藤祐馬さん(中京テレビ放送)

期間中の詳しい上映スケジュールは、「地方の時代」映像祭の下記ホームページで確認を。

https://www.chihounojidai.jp/guide/schedule.html

 

再審開始!袴田事件 23日に「拳と祈り ―袴田巖の生涯―」特別上映

特別プログラムとして、23日(木・祝)13時から100周年記念会館 ホールAで、笠井千晶監督の長編ドキュメンタリー映画「拳と祈り—袴田巖の生涯—」(現在進行形版)が特別上映される。上映時間は2時間30分。15時30分からは、弟の無実を信じて再審請求をたたかい、支え続けてきた姉・秀子さんをゲストに招き、笠井監督とトークを行う。司会は加藤有希子さん。

 

 




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