【précieux 京都】#19 燃えよ!ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会編 その②

precieux京都

アジア初のW杯日本開催を記念してオープンした京都発のラグビーパブ
THE RUGBY CLUB KYOTO=京都市中京区大黒町71-21

「皆さんに支えられて夢を実現できました」と赤澤さん
「皆さんに支えられて夢を実現できました」と赤澤さん

 南アフリカ戦に敗れてベスト8。ラグビーW杯日本チームの躍進は終わったが11月2日(土)の決勝戦までの数試合、街のあちこちでテレビを前にビール片手に盛り上がることでしょう。
 海外から観戦に日本に訪れているファンは、観光も兼ねている場合が多く、京都にやってくる確率は高い。各国のユニホームを着たさまざまな国の観光客が、試合がある時間帯はパブなどを訪れてビール片手に観戦。京都の狭い路地のあちらこちらから、様々な国の言語の大きな歓声が響く。そんな中、早くも「京都なら、あのパブがいいぞ」とSNSでひろがっているのが四条河原町交差点から北に進んで東に入ってすぐの「THE RUGBY CLUB KYOTO(ザ ラグビークラブ キョウト)」だ。アメリカ代表で三大会連続出場の選手やイタリアチームのドクターら現役選手や関係者も来店するほどの人気。 中学から高校までラグビー選手だった赤澤省吾さんが9月16日に開いたばかり。開店間もないのに、なぜ、そんなに人が集まってくるのかというと、店内には故・平尾誠二さんほか、過去のW杯に出場した往年のスターたちが使用したユニホーム、ボールなどが展示されているからだ。

試合後はノーサイド。敵味方なくラグビーの話で盛り上がる
試合後はノーサイド。敵味方なくラグビーの話で盛り上がる

 赤澤さんは大学を卒業後、京都を中心に飲食店を展開する会社に就職。13年間働いて10店舗の立ち上げに尽力した。その間も、ラグビーへの思いは冷めずに社長に「ラグビーパブをしませんか」とプレゼン。一度は通ったが「需要がない」と中止に。ならば、自分でしよう、と退職した。辞めてからもラグビーパブでやっていけるのか悩み続け、以前から懇意にしていた神戸製鋼のV7時代に選手として大活躍した杉本慎治さん=ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会編 その①参照=に相談したら「やりたかったことはやってみろ。W杯で盛り上がっている今やらんで、いつやるんや。京都にラグビーパブがないのはさびしい。やれ!」と背中を押してくれた上に、知り合いに声掛けしてくれた。その結果、ファン垂涎モノのお宝が好意で集まり、ミニ展示館のような店内に。杉本さんは「今回のW杯開催の盛り上がりと日本代表チームの健闘は、自分たちラグビーを愛する者にとって、自己を見つめ直し、仲間との絆を見つめ直すきっかけとなった。赤澤を知らなくてもラグビーを愛する後輩を応援するという気持ちが集まりました」と話す。

レジェンドの故・平尾誠二さんが履いていたシューズ
レジェンドの故・平尾誠二さんが履いていたシューズ
日本代表チームのユニホームも展示されている
日本代表チームのユニホームも展示されている
店は地下1階にある。地上に置く看板にRUGBYの文字が。これだけで通りがかりの外国人がふらりと入ってきてくれる
店は地下1階にある。地上に置く看板にRUGBYの文字が。これだけで通りがかりの外国人がふらりと入ってきてくれる
「あせらずに、少しずつ前進」と赤澤さんを励ます杉本さん
「あせらずに、少しずつ前進」と赤澤さんを励ます杉本さん

 OBやファンも開店を知って学校、チーム、年代を問わず立ち寄ってくれることも有難い。チャージは500円。おつまみは柿ピーナッツ300円など。ピザや寿司などの出前もOK。中でもラグビーにつきもののビールは、強豪国にちなんでアイルランド「ギネス」(850円)、オーストラリア「VBビクトリアビター」(1,000円)など充実。
 「今は盛り上がっていますが、この流れは圧倒的な強さでの継続は難しいと思いますので細く長く。ラグビーファンの情報交換の場となりたいし、京都のラグビーシーンを盛り上げたい。ぼくのゲームは始まったばかりです」と赤澤さん。

 

※THE RUGBY CLUB KYOTO
〒604-8031京都市中京区大黒町71-21、地下1階
TEL:075-222-0606 営業時間は17時〜24時 不定休
https://www.facebook.com/pg/Public-house-the-RUGBY-CLUB-KYOTO-113859019991001/posts/

 


◆Writing / 澤 有紗

著述家、文化コーディネーター、QOL文化総合研究所(京都市上京区)所長。

京都、文化、芸術、美容、旅や食などなどをテーマに雑誌・企業媒体誌などの編集・執筆を担当するほか、エッセイなどを寄稿。テレビ番組や出版のコーディネート、国内外の企業の京都、滋賀のアテンドも担当。万博の日本館にて「抗加齢と日本食」をテーマに食部門をプロデュースするなど、国内外での文化催事も手掛ける。コンテンツを軸に日本の職人の技や日本食などの日本文化を「経済価値に変える」「維持継承する」ことを目的に、コーディネート活動を行っている。

主催イベントとして、日本文化を考える「Feel ! 日本 -日本を感じよう-」と、自分を見つめ直しQOLを高める「Feel ! 自分-QOL Terakoya Movement ? 」を定期開催。
https://www.qol-777.com

 

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