リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」 西宮で
矢崎広 謎解きのような2作品に挑戦

矢崎広
「難しく考えないで、若い人にも来てほしい」と話す矢崎広

 どこかミステリアスでシュール。そんな魅力あふれる短編小説の名手、レイモンド・カーヴァーの作品を、実力派の男優陣が読んで、語り、演じるリーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」が、25日(土)26日(日)14時、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。
 詩のように美しく、奥行きのある文体で知られ、母国アメリカではヘミングウェーらと並び称されるカーヴァー。人生の悲哀が行間に込められた、村上春樹翻訳の短編6作品に、今回は谷賢一演出のもと、仲村トオル、矢崎広、手塚とおる、平田満の4人が挑戦する。若手俳優の注目株、矢崎広が読むのは、住人と配達員の奇妙な掛け合いが続く「収集」と、父親が息子に秘密の過去を告白する「菓子袋」。初めて作品に触れたときの印象を矢崎は「重い扉を開きカーヴァーの頭の中に潜り込んだ。そして、抜け出せなくなった」と表現する。次第に一つ一つの場面が浮かび、「ぜひ読みたい!」という思いがかき立てられたという。「謎解きのようなカーヴァーの世界を僕なりに具現化し、お客さんそれぞれに想像を膨らませてもらえる舞台にしたい」と意欲を燃やす。

 

料金4500円
25日(土)出演=仲村トオル 手塚とおる
26日(日)出演=矢崎広 平田満




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