【大盛況で終了】8/25・26に千里中央A&Hホールで旗揚げ40周年記念公演「一期一会」 豊中市民劇場 劇団萌

ホールの入り口前でポーズを決める劇団萌の皆さん

 豊中市民劇場 劇団萌(もえ)が、旗揚げ40周年記念公演「一期一会」を、 8月25日(土)26日(日)の両日、千里中央のA&Hホール(千里朝日阪急ビル低層棟4階)で開く。25日の開演は18時30分から、26日は11時30分からと14時30分からの全3回公演(いずれも開場は開演の30分前)。第3回豊中演劇フェスティバル(8月18日~9月15日・5劇団11公演)参加公演。第11回豊中平和演劇祭参加公演。

 劇団萌の前身は「豊中小劇場」。1978年に蛍池公民館で旗揚げ公演「わが町」を行って以来、ほぼ毎年1~4回ペースで、豊中市内の公民館や学校、小ホールなどで公演を続けてきた。初演から数えて今回の公演が83回目。A&Hホールでの公演は1996年、2014年、2015年、2016年に続いて5回目だ。

 学生から70歳代まで多彩なメンバーを率いて現在、代表を務める丹波浩二さんは、1985年11月に蛍池公民館で上演した「誤解」で初舞台を踏んだという。「これまで“萌”にかかわってきた人たちを思い出していくと、キャストやスタッフは数百人に及びます。そして、その時々に公演した小屋、稽古場、作業場。同じ顔触れでは二度とできない、一期一会の舞台でした」と述懐する言葉が、記念公演の外題につながっている。

 本作の脚本を手掛けた座付き作家の田中うららさんは「物語は、劇の稽古をしている劇団『一期一会』が、第2次世界大戦直前の1941年の豊中市の芝居小屋『一二三座』にタイムスリップしてしまうお話です。『一期一会』のメンバーたちは当時の移動演劇隊と勘違いされて、そこで公演することになったものの、台本検閲で特高との攻防が待っていました。自由に表現できること、仲間と一緒に好きな芝居ができること。当たり前と思っていることが当たり前じゃなかった時代を知ることで、今の私たちが手にしているものの大切さに気づいてもらえたら。ぜひ見に来てください」と話す。

 チケットは当日1,800円(中高生1,000円)※小学生以下または80歳以上は無料。問い合わせはTEL090・8659・2138、田中さん。




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