高校野球発祥の地で かけがえのない夏を刻む 

豊中市玉井町の高校野球発祥の地記念公園で10月2日、昨夏に行われた第101回全国高等学校野球選手権大会の優勝校・準優勝校のプレートや、第102回大会の中止を受けたメモリアルプレートなどが設置された。

設置前のプレート

設置の式典には、昨夏に初優勝を果たした履正社高校(大阪)の岡田龍生監督ら学校関係者が出席。第1回大会からの歴代優勝校・準優勝校のプレートが並ぶ公園東エリアのウォールに、自校と準優勝校・星稜高校(石川)の校名が刻まれたプレートを設置した。第102回大会の中止を記したプレートも、岡田監督らの手によって設置された。

プレートを設置する履正社高校野球部監督の岡田龍生さん(左)と松本透校長

岡田監督は「昨年の子どもがすごいことをしてくれた。1年たった今でも感謝の気持ちでいっぱい」と昨夏の偉業を振り返り、今夏の中止について「私たちだけでなく、全国の高校3年生がつらい思いをしたと思う。これをプラスにして、次の人生に向けてがんばってほしい」と話した。

また第102回大会の中止を受け、豊中市は全国の高校球児からの「今、伝えたい思い」と、豊中市民からの「全国の高校球児への応援メッセージ」を7月20日から8月19日に募集。それぞれ選定されたメッセージを刻んだメモリアルプレートも、公園西エリアに設置された。

高校球児から103件の応募があった「今、伝えたい思い」からは、「休校となり野球と離れた生活を送る中で、僕たちは改めて野球が大好きだということに気づきました」との思いを寄せた札幌山の手高校(北海道)の言葉が選ばれた。豊中市民からは36件が寄せられ、「人生、イレギュラーな事が起こることはあります。どんな困難にも負けない気持ちを、新たな目標を持ち頑張ってほしい」などと送った松原典子さんと長男の桜介さんの応援メッセージが選ばれた。

メモリアルプレートを設置する松原典子さん

メモリアルプレートを設置した松原典子さんは、毎夏の甲子園は注目して見ているといい、「このメッセージを一人でも多くの人に見ていただき、がんばろうという気持ちになってくれたらうれしい」と話した。

阪急「豊中」駅北改札から西へ徒歩400㍍にある同公園は「第1回全国中等学校優勝野球大会(のちの全国高等学校野球選手権大会)」が行われた豊中グラウンドの跡地。1988年にグラウンドの向かい側にあたる一角を「高校野球メモリアルパーク」として整備したのち、2017年「高校野球発祥の地記念公園」としてリニューアルオープンした。東エリアにある壁には第1回大会からの歴代優勝校・準優勝校が刻印されたプレートが並び、第200回大会まで設置可能になっている。




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